ブライダルプロデュース
ボーベルの川島です。
“今までお世話になりました”
お嫁に出る朝、
今まで育ててくれた両親に
三つ指ついて挨拶をする
一昔前まではそれが当たり前でしたが
現代ではなかなか・・・
“結婚式”とは“神に誓う”という
神聖なる儀式。
今日は花嫁衣裳である和装について
真面目に深~く掘り下げていきます!!
“和装の花嫁”をイメージすると
一番先に想像するのは→白無垢
“汚れのない白”
古来、
“白”という色は“死者の色”とされていました。
喪服も“白”
切腹や葬儀の時も同じように
“白”を着用されていたそうな
では、なぜ花嫁が“白”を着るようになったのか。。。
実家に別れを告げる“決意の証”として
死者を装い“白(白無垢)”をまとい
嫁いだのが始まりだとか
ここで気になる頭の部分
花嫁の小道具として必要な
“綿帽子”と“角隠し”
その違いってご存知ですか?
綿帽子の由来ですが
昔にさかのぼること室町~江戸時代、
文欽高島田に結った髪やかつらに
被せる白い被り物
大昔は身分の高い女性だけが着用でき
ほこり除けとして普段使いしており
そののち色々と使用目的が変わり
現代の花嫁衣裳に合わせた
装いとなったそう。
チャペル式で着用するベールと同じように
式が終わるまで被ります
旦那様以外には
顔を見せないようにする為のものという事もあり、
なんとも奥ゆかしい日本文化ですね♪
奥ゆかしく
初々しい花嫁ご希望の方におススメ!!
続いて→角隠しの由来
江戸時代、物を頭にのせて運ぶ際
使った布が始まりだとか。。。
ま、働く女性の必須アイテムってことですね!
時代が変わると、
当時人気があった歌舞伎役者が外出の際、
皆に気が付かれぬよう被ったらしく、
女性たちがそれを真似たのが由来とも。。。
まあ、聞いたことがある方も
いらっしゃるかと思いますが
女性には“角”があるとかないとか・・・
花嫁(女性)の怒りの元となる
“角”を覆い隠すことで、
『素直でおしとやかな妻になるように』
という意味、
いや・・・
願いが込められているよう^^
昔も今も“鬼嫁”には勘弁してもらいたいんでしょう。。。
※“鬼”は生者ではなく死者を象徴するものであり、
角隠しは鬼を隠すという意味も含む
ご覧の通り角隠しは顔の輪郭がしっかり出ますので、
化粧映えし
キリっとしたイメージに仕上がります。
綿帽子と違って簪が見えますので
上品なべっ甲でもいいですし
珊瑚や真珠など華やかな物に
アレンジすることで
より映えます♪
また、白無垢・色打掛・引き振袖に
仕様できるのも魅力の一つ!!
ここからは余談となりますが、
挙式の後、
白無垢から色打掛へと変わります。
そこにもちゃんとした意味があるんです!
白無垢を着て死者を装い
一旦実家の娘として死んだ花嫁
挙式後、鬼ではないという証として
角隠し(綿帽子)を外します。
白無垢から色鮮やかな打掛へ変わるわけですが、
昔から人気のある“赤”の打掛。
“赤”は血の色と同じで
生きている人を表す色。
赤い打掛または
赤い色が入った打掛を羽織ることで
新たに“妻”として生まれ変わる
嫁ぎ先で新しく生きていくと
決意の現れだったようです。
白無垢と色打掛2つ揃うことで意味がある。
もし白だけなら
“誕生”がないことになるので
縁起が悪く
結婚生活もうまくいかないという
ジンクスもあるとかないとか。。。
※豪華な色打掛に
これまた豪華絢爛な簪で
雰囲気も随分とかわりますよん♪
一生の中でとても大切な儀式の一つである結婚式
世界から評される日本の心を胸に
ステキな衣裳を選んでくださいね♪
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